かつらは、適切な時期に洗ってください。かつらを洗うのは１週間〜１０日に一度くらいを目安です。また夏場の暑い時期やスポーツで汗をかくと髪が汗を吸ってサラサラ感がなくなってきます。その時は適時、シャンプーをしてください。
人毛のかつらの髪は、毛根がないので栄養が補給されません。シャンプーの後は、トリートメントなどでメンテナンスをしてください。
洗い方：その１
まずかつらは、濡らす前に必ずブラシで、髪のもつれを梳かしておきます。
もつれたまま、いきなり湯の中に入れると、髪の毛がもつれて梳けなくなります。
人毛製品は、人肌程度のぬるま湯で洗ってください。
熱いお湯で洗わないようにしてください。
また水洗いはOKです。但し、大汗をかいた場合やスタイリング剤が
水の場合取れにくくなります。
スタイリング剤や汗でごわごわ感が強い場合は、
スタイリング剤を落とす専用のプレシャンプー剤を使いましょう。
※注意：人工毛（ファイバー）製品または、人毛人工毛ミックス製品は、
人工毛が熱で変形するものがあります。
ですので、必ず30度以下の水で洗ってください。
洗い方：その２
毛流れに沿ってソフトに洗う
製品の毛流れと同方向に丁寧に洗うこと 。
人間の髪のように根元からゴシゴシ洗うと毛がらみします。
毛流れに沿って手でタタキ洗いをするか、
手ぐしで毛流れに沿ってソフトに洗ってください。
ガイコツブラシなどで丁寧に洗うのも良いでしょう。
すすぎ
髪を絡ませないように、すすぎはシャンプーと同じように
毛髪の根元から毛先に向かって流します。
水分を取る
タオルに包みしばらく（5分程度）置いておくと水分がかなり落ちます。
乾かす
かつらをタオルで包み、ポンポンとたたくようにして水分をとりましょう。
自毛を乾かす間に数分タオルに包んだまま置いておくと
叩かなくてもよく水分が取れます。
自毛のように手荒くタオルでふき取ると毛がらみして大変なことになりますので
絶対にしないように！
水分をある程度落とした後、ドライヤーなどで乾かしましょう。
ドライヤーで大雑把に乾かした後はご自分の頭に乗せて最後の仕上げをしながら乾かすとスタイルも決めやすいです！
※ドライヤーで乾かす際は、温度は「弱」でゆっくり乾かすほうが髪が痛みません。（ご自分の髪と同じです）
※人毛のかつら・ウィッグをお使いのお客様は、マイナスイオンタイプのドライヤーを使うと毛髪がしっとりと仕上がります。
シャンプーの注意点
シャンプーはやりすぎないように！
毎日シャンプーすると色落ちしやすくなりますし脂が抜けてパサパサになります。
脱脂力の弱いシャンプーを使いましょう
ナチュラル株式会社では、人毛かつら用の推奨シャンプーをご用意しています。カツラは自毛と違って自分で脂を補給できません。脱脂力が強いシャンプーを使用しないようにご注意ください。
※人工毛の場合、化繊ですので、市販の柔軟剤をご使用ください。
リアル人工皮膚「BOOM」部分の裏側を手でつまんで洗わない！
ナチュラル株式会社の「BOOM」部分は複層のネットで出来ています。
BOOM部分の裏側からネットを指でつまんでシャンプーすると短い髪の毛がネットの裏側に入り込むことがあります。
すると脱毛したように毛量が少なくなります。この場合は、保証対象外となりますのでご注意願います。
乾かし方の注意点
かつらは丁寧に扱いましょう。
ドライヤー乾燥は低温か冷風で行なってください。
乾燥が不十分だと バクテリアが繁殖し毛髪にダメージを与え、イヤなニオイを発生させる元になります。抜け毛の原因となりますので特に夏場は充分に注意してください。
かつらの髪を乾かした後は、かつら台などにセットして置きましょう。
かつらをシャンプー後、適当に乾かして置いたりしたら、
すごい寝癖がつき、翌朝困ることになります。
写真は旅行などにももっていける簡易かつら台です。
このようなかつら台にセットしておくと、かつらの毛が絡みにくいのです。
≫かつら台(簡易版・折りたたみ）はコチラで購入ができます。
かつらを洗う際には、お湯や真水を使用する。化学成分は使わない！シャンプー・トリートメント・整髪剤などに酸やエタノール成分が入っているものを使用しないでください。製品と化学反応を起こし製品が使用できなくなる場合があります。
入浴剤の入ったお風呂の残り湯でかつらを洗わないでください。
人工毛の乾かし方
人工毛は６０℃〜７０℃が耐熱温度というのが一般的です。
これ以上の温度でドライヤーをかけると髪が変形して元にもどらなくなります。
※耐熱ファイバーを使用している人工毛は一般的に180℃くらいまで耐熱性能があるものが多いです。
人工毛は水分を吸収しないので、タオルでふき取るとほぼ乾きますのでドライヤーは使用しないほうが良いでしょう。
