部分かつらはフロント位置を間違わなければあまりおかしいことにはなりません。
全かつらは、フロントだけでなくもみあげなど注意事項がありますので全かつらを主体に説明します。
@かつらをかぶる
まずフロントの左右を両手で持ちます。
生え際までかつらのフロントを持ってきます。
※髪のある方はアンダーネットをかぶると自毛が納まります。
≫アンダーネットのかぶり方の詳細説明はコチラ
A生え際の位置合わせ
フロントの生え際の位置の決定が大事です。
この位置決めで雰囲気が全く変わります。
初めての場合には、額に指を3本〜4本当ててみます。
一番下の位置は眉山の一番高い位置となります。
自然な感じはお好みもありますのでお客様によりケースバイケースで決めてください。
前かがみになってかぶるとつい深くかぶってしまう場合もありますので注意してください。
また男性の部分かつらの場合、額はせまいより広めにとったほうが自然に見えます。
B生え際の位置を合わせたらかつらの縁の内側に指を入れたまま、モミあげの部分まで指を降ろしてかつらをひっぱります。
※生え際に両面テープを使用されている方は、予め生え際の接着したい部分に、両面テープの片面を接着させておいてください。
そして生え際の位置を合わせた際に、地肌にも接着させてください。
Cもみあげの位置・・全かつら
もみあげの高さが左右とも並行になっているかどうかを鏡で確かめてください。
※オーダーメイドで作成しもみあげの位置を並行にしていない場合は除く
奥行きも左右が同じになっているか確認してください。
D次に同じくかつらの縁の内側に指を入れたまま、指をもみあげ部からネープ部分に移動させながらかつらを引っ張ります。
そして自毛をしっかりかつらの中に入れてあげてください。
※かつらの大きさを調整したい場合には、アジャスターにて調整してください
(オーダーメイドではアジャスターのないものもあります)
豆知識
ナチュラル(株)の医療用かつら「メディカルクイック」は、フロントともみあげ部に両面テープを貼れる仕様になっています。
フロント部だけでなくもみあげ部に両面テープを貼るともみあげ部の跳ねが抑えられスタイルが納まり易くなります。
全かつらは、もみあげ部には銅線を使用している場合がほとんどですが、それだけではモミあげ部の浮きや髪の跳ねが抑えられない場合があります。そのような場合にお勧めです。